明るさと魅力を引き立てる選択!外壁を黄色で塗装するメリットや注意点について解説
注文住宅を購入する際、多くの人が頭を悩ませるのが外壁のカラーです。黄色は外壁として取り入れにくいと思われがちですが、色味や範囲を工夫することで、周囲との調和も大切にしながら明るく魅力的な外観を実現することが可能です。今回は外壁を黄色で塗装するメリット・デメリットや注意点を解説するため、ぜひ参考にしてください。
外壁を黄色で塗装するメリット
外壁塗装に黄色を選ぶことで、さまざまなメリットを得られます。具体的なメリットは、以下の通りです。
メリット1:見た目がパッと明るくなる
黄色には明るい・元気といったポジティブなイメージを持つ人が多いです。外壁に黄色を取り入れることで、マイホームの見た目がパッと明るい印象となるでしょう。また、マイホームの見た目は、住む人の人柄や性格を連想させることもあります。
黒やブラウンであれば落ち着いた人、クリーム色や淡いくすみカラーであれば優しい人、青や紺であれば知的な人・おしゃれな人が住んでいると予想できます。
外壁を黄色にする人で、マイホームの見た目だけでなく、中に住む自分や家族についても、「明るい」「親しみやすい」のようなポジティブな印象を持ってもらえるでしょう。
メリット2:外国風の雰囲気を楽しめる
日本の住宅は落ち着いた色味が多いため、外壁に黄色の塗装を選べば海外の住宅のような雰囲気を楽しめます。特に黄色の住宅はヨーロッパなどに多いことから、外観そのものを洋風にすることで、黄色の塗装を悪目立ちさせずに取り入れられます。
屋根の形や窓の位置にこだわったり、部分的にタイルやレンガを採用してバランスを取ったりすることで、黄色の外壁が映えるおしゃれなマイホームが完成するでしょう。
メリット3:外壁の汚れが目立ちにくくなる
黄色は白にも黒にも寄りすぎていないことから、外壁の汚れが目立ちにくいというメリットもあります。白い外壁は黒い汚れが目立ちやすく、黒い外壁は水滴汚れや白い汚れが目立ちます。
黄色は程よく明るさを残した絶妙なカラーであるため、汚れを目立たせたくないという人からも人気のカラーです。
外壁を黄色で塗装するデメリット
黄色の外壁にはさまざまなメリットがある一方、いくつかのデメリットもあります。外壁を黄色で塗装するデメリットは、以下の3つです。
デメリット1:色味によっては周囲から浮いてしまう
一口に黄色といってもさまざまな色味・濃淡があります。淡いクリーム色のような黄色であれば取り入れやすいですが、ビビッドで濃い黄色は外壁として馴染みにくく、周囲の景色から浮いてしまう可能性が高いでしょう。
とくにこだわりがなければ、淡いパステルカラーやくすみカラーに近い黄色を選ぶのが無難ですが、濃い黄色を取り入れたい場合には、塗装面積を小さくしてワンポイントのような形で採用するのもひとつの手です。
デメリット2:色褪せが目立つこともある
色味が濃く強い黄色は色褪せが目立ちやすいため、再塗装などのメンテナンスが不可欠です。色褪せしにくい塗料を選択するか、色味を柔らかくするなどの対策を取りましょう。
デメリット3:完成像をイメージしにくい
白や黒などのよくある外壁色であれば完成像をイメージしやすいですが、黄色の外壁はマイホーム全体の外観として具体的なイメージが湧きにくいのもデメリットです。
塗料のサンプルを見て気に入ったカラーを選んでも、外壁全体に塗装すると見た目の印象が大きく異なるのはよくあることです。カラーシミュレーターなどをうまく活用し、後悔ない選択をしてください。
黄色の外壁塗装を業者に発注する前にチェックするべきポイント
外壁塗装に黄色を採用する場合は、発注前に以下のポイントに注意しましょう。
色味や濃淡
先述の通り、色味が淡い黄色は外壁として馴染ませやすいものの、色味が濃くなればなるほど悪目立ちしやすくなります。単純に色を見て気に入った塗料が必ずしも外壁に合うというわけではないため、色味は慎重に選択してください。
黄色の外壁を採用する範囲
外壁すべてを黄色で統一した場合と、窓枠や玄関ドアを別の色にした場合とでは、全体を見たときに受ける印象が大きく異なります。窓枠・玄関ドアを差し色にしておしゃれさを演出するのはもちろん、黄色と馴染みやすい色にして落ち着いた雰囲気にまとめるのもよいでしょう。
また、住宅の上下で色が分かれたツートンデザインなども人気です。黄色の外壁をどの範囲に使用するかをよく検討して、理想のデザインに仕上げてください。
まとめ
今回は、外壁塗装の色として黄色を取り入れることのメリット・デメリットと注意点についても詳しく解説しました。外壁の色を黄色にすることで、家の外観や住む人の印象として「明るい」「元気」「親しみやすい」と感じてもらえます。また、外観のデザインと相まって外国風の雰囲気を楽しめたり、汚れが目立ちにくいといったメリットもあります。一方で、濃い黄色は周囲から浮きやすいこと、色味や塗料によっては色褪せが目立ちやすいことなどがデメリットとして挙げられるため、発注前に塗料の色味を慎重に選択することが重要です。また、同じ塗料でも塗装する範囲によって大きく印象が異なるため、黄色の外壁を採用する範囲についてもじっくりと検討してください。外壁に黄色を取り入れたいと考えている人は、今回の記事をぜひ参考にしてください。