外壁塗装工事で助成金はもらえるの?どれくらいもらえる?
外壁塗装工事は一回の工事でおよそ80万~150万とお金がかかるもの。助成金で安くできるならそうしたいですよね。しかし「助成金はどうもらうのか」「本当に助成金はうけとれるのか?」など不安や疑問もあるでしょう。そこで今回は外壁塗装工事での助成金のもらえる条件や、受け取る手順について解説します。
外壁塗装工事で助成金はもらえる?
外壁塗装工事で助成金が受け取れるパターンは「省エネ住宅改修補助金」「住宅リフォーム資金助成」の2つになります。ここではこの2つの助成金について紹介します。
ただし、これらの助成金は地域や自治体によって異なるためすべての地域に当てはまるわけではないので注意が必要です。
省エネ住宅改修補助金
東京都を主に都市部で見られるのがこの省エネ住宅改修補助金です。この補助金はヒートアイランド現象の抑制や、環境保全に関するものが補助金の対象になります。
また「遮熱性塗装」での外壁・屋根工事は補助金の対象となる自治体が多い印象です。個人で管理している住宅はもちろんのこと、管理組合や自治体の建物でも申請が可能です。
一般的な住宅リフォーム
一般的な住宅のリフォームでも自治体や市区町村によっては助成金が認められている場合もあります。たとえば、子育てや若年世帯の改修工事に助成金を設けている地区や、市内の業者の事務所に対して助成制度を認めている地域などです。
とくに過疎化が進む地方では市内に事務所を構えると助成金が受けられる制度が普及しています。
外壁塗装工事で助成金をもらうための知識
助成金が地域によって異なることは理解していただけましたか?次は助成金の支給額や募集期間、支給条件などについて紹介していきます。
支給額
外壁塗装の支給額は全国平均で10万円〜最大25万円となっています。自治体によっては工事費用の10%(最大20万)という形で制度を設けているため、外壁塗装の満額が助成金によって支払われるわけではありません。外壁塗装の助成金はあくまで補填です。理解しておきましょう。
支給条件
助成金はすべての工事に支払われる訳ではなく、主に省エネ加工や断熱工事、遮熱工事になります。
また他の条件には制度を始めて利用することや、申請を行う地域に住居があること、工事の総額が10万円以上であることなど細かく決められています。自分が住んでいる地域に助成金があるかどうかと申請項目を満たしているかは必ず確認する必要があるでしょう。
外壁塗装の助成金の探し方
助成金は「地方公共団体における住宅リフォームに係わる支援制度検索サイト」を利用することで簡単に調べることができます。お住まいの都道府県と支援分類、支援方法を選択し、検索結果から気になるものをピックアップすればOKです。
一覧表示にある「制度終了日が過ぎているデータを除く」を選択しないと期限切れの資料が出てくる場合があるので注意してください。
助成金の申請から受け取るまでの流れ
支給条件を調べ該当するものがあったら申請を行いましょう。申請から支給されるまでには大まかに6ステップあります。それぞれ見ていきましょう。
1、ホームページから助成金交付申請書をダウンロードする。
ホームページから交付申請書をダウンロードしたら項目を確認しましょう。確認する内容は「助成制度はあるのか」「それを満たしているのか」「どのような申請を行うのか」です。読んでいて不明な点がある場合には窓口に問い合わせるなどして解決しておきましょう。
自治体の助成制度は予算が決まっており、募集が早めに終了する場合があるので、できるだけ早く申請をすると安心です。
2、業者から見積書を発行してもらう
施工業者に外壁や屋根の状態を確認してもらい、工事の見積書を発行してもらいます。見積書には工事の面積や材料、現状の写真、見取図など多くのものが必要です。施工業者の方にしっかり準備してもらってください。
3、自治体に書類を提出
助成金交付申請書と見積書、その他必要な書類を揃えたら自治体に提出します。
4、審査後、申請が受理
書類に誤りがなく、適切だと判断されれば申請が通ります。受付は新年度から先着順になるため早めの申請が必要です。
5、施工開始→実施報告書の提出
工事が終了したら実施報告書を提出します。実施報告書には「請求書」と「工事完了写真」の2点が主に必要になります。
6、助成金の受領
交付が決定されたのち、交付確定通知書が送付され助成金が振り込まれます。
今回は外壁塗装の助成金の疑問「いくらもらえるのか」について解説してきました。外壁塗装の助成金はどんな場合でももらえる訳ではなく、環境に配慮した工事にのみ適応されるものです。
また助成金は外壁工事の一部を補填するものであるため、助成金がもらえるから外壁工事を行えるとは限りません。自身の予算と助成金を考慮したうえで外壁工事を依頼するようにしてくださいね。