事前にチェック!外壁塗装工事の流れをステップごとに解説
家の定期メンテナンスとして外壁塗装工事を行うのが一般的ですが、工事の流れや注意点などを詳しく分からないという方も少なくないでしょう。そこで、今回は外壁塗装工事の流れをステップごとに解説します。さらに、外壁塗装にかかる期間についても紹介するので、ぜひ参考にしてください。
外壁塗装の施工手順
外壁塗装工事は主に10ステップに分けて工事が進められます。
最初のステップでは、近隣挨拶を行うのが一般的です。工事中は騒音が発生することが多く、近隣住民に迷惑が掛かってしまうことも少なくありません。そのため、工事開始前に挨拶したほうがよいでしょう。これについては、施工業者が行ってくれるので問題ありませんが、気になる方は一緒に挨拶周りをするのもおすすめです。
2つ目のステップでは現場確認を行います。足場を設置したり、塗装作業の障害になりそうなものを確認したりして、邪魔になりそうなものがあれば動かさなければなりません。
3つ目のステップで足場の設置を行います。基本的に外壁塗装は高所作業になるので、足場の設置が必要です。平屋なら足場を組まずに施工できる場合がありますが、現場調査の上、足場を設置するかどうかが決まるでしょう。
4つ目のステップで高圧洗浄を行います。外壁の汚れや藻などを高圧洗浄機で落とします。この作業は塗装の仕上がりに大きく影響するので、入念に洗浄を行わなければなりません。
5つ目のステップで下地処理を進めていきます。下地処理は外壁塗装工事の中でも非常に重要な工程といわれており、下地処理がしっかりとできていなければ、すぐに劣化してしまう可能性があるのです。そのため、下地処理の工程は時間をかけて行っていきます。
6つ目のステップでは養生作業を行います。窓ガラスなどの塗料がついてはいけないところを養生テープやカバーなどを使って保護する作業です。
7つ目のステップでは外壁の下塗り作業を行います。
8つ目のステップで中塗りと上塗りを行い、完成です。
9つ目のステップでは、完了検査という仕上がりに問題がないかをチェックしていく作業を行います。
最後のステップに足場の解体を行って完了です。
外壁塗装にかかる期間はどれくらい?
外壁塗装工事にかかる期間は建物の大きさによって異なりますが、一般的には2週間ほどといわれています。
ただ、外壁の状態や外壁の面積によって前後することがあり、戸建て住宅であれば10~14日ほどが目安となるでしょう。ただし、基本的には雨の日に作業することはないので、天候によっては依頼してから完成までに時間がかかることもあるでしょう。とくに梅雨時期になると雨がつづく日が多いので、タイミングによっては依頼してから2週間以上かかるケースも少なくありません。
外壁塗装工事中に注意するべきこと
外壁塗装工事中に注意しなければならないポイントは主に3つあります。
1つ目は作業中の様子を確認することです。作業をしっかりと行っているかを依頼者が確認しにいくことで、作業者の気も引き締まり、ミスや欠陥を未然に防げるでしょう。もちろん、四六時中見張っているわけにはいかないので、少しの時間でも確認しにいくことをおすすめします。
2つ目の注意点は作業工程について外壁塗装業者に確認することです。施工現場を確認することはもちろんですが、工事がスケジュール通りに進んでいるかを施工業者に確認したほうがよいでしょう。
3つ目の注意点は洗濯物です。外壁塗装工事は朝から夕方まで行うので、基本的に、作業中は窓を開けられません。さらに、バルコニーの使用もできないことが一般的なので洗濯物を干せないという点は注意しておきましょう。外壁塗装中に洗濯物を外に干すと、塗料が付いてしまうリスクがあるだけでなく、塗料のニオイがついてしまう可能性があります。
したがって、作業中は室内干しにするなど、対策が必要になるでしょう。また、夜間などの作業中ではない時間帯であっても洗濯物を外に干せない場合があります。作業開始から完了までの間、足場が設置されており、さらに養生用カバーで覆われているので、夜間でも洗濯物を外に干せないことがあるでしょう。ただ、施工業者によって対応が異なるので、どうしても外干ししたい方は事前に施工業者に相談することをおすすめします。
まとめ
今回は外壁塗装工事の流れや注意点について解説しました。家を建てた後に定期的にメンテナンスが必要な外壁塗装工事ですが、洗浄や養生、下地処理や塗装など、さまざまな工程があり、完了までの2週間ほど時間がかかるのが一般的です。また、塗装工事中は洗濯物を外に干せないなどの注意点があります。さらに、作業中は塗料のニオイが室内に入り込んでくる可能性があるので、窓を開けて換気することが難しいです。外壁工事中には注意しなければならないポイントがあるので、ぜひ参考にしてください。