外壁塗装にかかる費用を安く抑えるテクニックについて解説!
住宅の外壁は、見た目の美観に関係するだけでなく、雨風や紫外線から室内を守る重要な役割を果たしています。塗料にもよりますが、外壁は10年に一度のメンテナンスが必要とされており、できるだけ費用を抑えたいと考えるものでしょう。そこで本記事では、外壁塗装の費用の相場や安く抑えるコツを解説します。
外壁塗装にかかる費用はどれくらい?
そろそろ外壁塗装のメンテナンスが必要だと分かっているものの、一体いくらの費用が必要になるのか分からない方も多いのではないでしょうか。
どのような塗料を採用するのか、どこの業者に依頼するのかによって費用にバラつきがありますが、一般的に30坪の住宅でウレタン塗料を使用するなら68.4~110.2万円が施工費用の相場です。シリコン塗料は81~113.5万円、フッ素塗料は110.6~140.7万円、無機塗料は109~162.1万円が相場となっています。
塗料の種類によって相場が異なり、単純に高額になるだけでなく、耐用年数や機能がアップします。つまり、どの塗料を選択するかにもよりますが、30坪の住宅の場合は少なくとも68.4万円、場合によっては162.1万円かかることを覚えておきましょう。
外壁塗装にかかる費用を安く抑えるテクニック
外壁塗装のメンテナンスには高額な費用がかかるため、できるだけ費用を安くしたいと考えるものでしょう。たとえば、塗料のグレードを変えると簡単に費用を安くできますが、性能や品質が下がってしまいます。そのため、仕上がり品質を落とさず賢く外壁塗装をするためには、テクニックを知っておく必要があるのです。
まず、複数の業者から相見積もりを取るのがおすすめです。相見積もりを取ると相場が分かるのもメリットですが、価格交渉がしやすくなります。同じグレードの塗料で同条件の見積もりを取り、比較検討して価格交渉をしましょう。
また、外壁塗装のメンテナンスでは、足場の費用が予想以上に高額です。足場費用は工事全体の費用の15~25%を占めるため、ほかに足場を組まなければならないメンテナンス箇所があれば同時施工を行いましょう。一時的な見積もり金額はアップするかもしれませんが、別々で複数個所をメンテナンスするより総額が抑えられます。
また、施工費用を重視するなら閑散期に施工してもらうのも選択肢の一つです。夏や冬は外壁塗装の閑散期にあたり、値引き交渉に応じてもらえる可能性が高くなるのです。そのほか、キャンペーンを利用する、火災保険・助成金や補助金を活用するのも施工費用を抑えるテクニックとして挙げられます。
安さだけで業者を選ぶのはおすすめしない
外壁塗装は高額な費用がかかる分、見積もりの安い業者を選びがちです。しかし、安いからという理由だけで業者を選ぶのはおすすめできません。業者の中には工事の品質を落として安価な施工をしているケースもあり、安さだけに注目するのは危険なのです。
たとえば、足場・高圧洗浄が無料というのをアピールしている業者は注意しましょう。足場や高圧洗浄は外壁塗装で必須の項目であり、必ず費用が発生するものです。そのため、無料をアピールしているということは、ほかに必要な作業を勝手に省略していたり安価な材料を使用していたりする可能性が高いのです。
また、施工費用を抑えるために塗料を塗る回数を省くのもやめましょう。外壁塗装は塗料によって2~4回、多くは3回塗りが基本です。塗料の量を抑えて費用を削減しようとするケースがありますが、外壁塗装としての充分な機能を発揮できなくなってしまいます。
また、塗りムラになったり、耐用年数よりも短い期間で再度塗り直しが必要になったりしてしまう可能性もあるでしょう。必ず適正な回数を塗り、高品質な施工を保証できる業者に依頼するのがおすすめです。
外壁塗装費用の主な支払い方法
施工費用が高額な外壁塗装は、主に3つの支払い方法があります。一つは現金で支払う方法です。ただし、施工前に現金で支払うのは危険なため、施工後に全額支払う、施工前と後に分割して支払うようにしましょう。
現金での支払いが難しい場合は、クレジットカードまたはリフォームローンという選択肢があります。ただ、クレジットカードはすべての業者が受け付けているわけではありません。手数料が業者の負担になるため、受け付けていない会社も多いのです。
一方、リフォームローンを活用する方法もあります。リフォームローンは一時的な出費を抑えられますが、金利が発生します。そのため、最終的に支払わなければならない金額が多くなることを考慮しておきましょう。
外壁塗装を30坪の住宅に施工する場合、少なくとも68.4万円、場合によっては162.1万円かかることを覚えておきましょう。なお、施工費用を抑えるコツとして、塗料の種類を変更することのほかにも選択肢があります。相見積もりを取る、足場を組まなければならないメンテナンスはまとめて行うなど賢く費用を抑えましょう。
また、施工金額が安いだけの理由で業者を選ぶのはおすすめできません。中には施工品質が保証できない業者もあるため、施工品質と費用のバランスを考慮し、信頼できるところに施工を依頼しましょう。